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カモミールとは

カモミールはヨーロッパ原産のキク科のハーブ。(英語の発音としてはカモマイル。仏:カモミーユ、蘭:カミッレ>和名のカミツレはオランダ語のカミッレ(Kamille)から)
※カモミールはギリシャ語の語源で「大地のリンゴ」という意味(リンゴに似たほんのり甘い香りがするため)●原産地は南ヨーロッパ・北アフリカで、今から4千年以上前のバビロニアですでに薬草として用いられていたとのこと。ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされている。日本には19世紀、江戸時代にオランダから渡来。その後、国内で栽培が始められた。●栽培のポイント:3月下旬〜と9月下旬〜が種まきのシーズンといわれる。秋まきの方が一般的に丈夫な苗に育つようである。本葉が12枚ぐらいになったら定植をする。株間が狭く(密植で)風通しが悪くなるとアブラムシが発生しやすくなるため株間は30p程度開けた方がよい。
●ヨーロッパでは「植物のお医者さん」と称される。またカモミールの保湿・殺菌・消炎・鎮静効果などは、民間療法でも広く活用されている。不安やイライラ、神経過敏などの精神的ストレスをやわらげ、気持ちを落ち着ける鎮静作用があるという。

カモミールの利用法

かつては薬草として用いられ、健胃剤・発汗剤・消炎剤・婦人病の薬などに用いられていた。現在は、乾燥した花にお湯を注ぎ、ハーブティーとして、就寝前に飲むと心地よい眠りを誘うということで、別名「グッドナイトティー(安眠の薬)」とも呼ばれている。カモミール・ティーとしてティーバッグも市販されている。また、ポプリにする、煎じた液をお風呂に入れるなどの使い方がある。花から精油を抽出してアロマテラピーに用いる。 ●ドイツではカモミールが歯肉炎の予防や治療に有効と承認。カモミール・エキス(または濃いカモミール・ティー)をマウス・ウオッシュに用いている。
●用途例:お茶(カモミールティー)、入浴剤、スチームパック、化粧水、押し花
●「ジャーマンカモミール」はドイツのコミッションEで治療目的での使用が承認されている。※コミッションE:日本の厚生労働省にあたるドイツ連邦保健庁の、専門委員会。医薬品としてハーブを利用する際、安全性・効果の評価の実施、医薬品として承認するための組織

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【重要】ジャーマン・カモミールとローマン・カモミール

●ジャーマン・カモミール・・・一年草で小型
●ローマン・カモミール ・・・多年草で大型
ジャーマンカモミールは花の中心部からリンゴのような香りを放ち、ローマンカモミールに比べて苦味が弱いので、ハーブティーとしてなじみがある。ジャーマンカモミールはドイツのコミッションE(薬用植物の専門委員会)で治療目的での使用が承認されている。一方、ローマンカモミールは未承認ハーブとして記載。※コミッションE:日本の厚生労働省にあたるドイツ連邦保健庁の、専門委員会の一つ。医薬品としてハーブを利用する際、安全性・効果の評価の実施、医薬品として承認する組織。
●ジャーマンカモミールは花弁が下がると収穫時期の目安となる。主にハーブティーとして飲むのに使うのは「ジャーマン・カモミール」、精油(エッセンシャルオイル)でアロマテラピーや化粧品に使うのは「ローマン・カモミール」が多い。●ジャーマンカモミール(一年草)は垣根等に、ローマンカモミール(多年草)はグランドカバー(芝生代わり)にするケースが多くみうけられる。

Copyright © 2008 2種類のカモミールの見分け方